ずみの微妙な難病

(精神的に)具合がよろしくない時によく書く。

パーフェクト病人。

新生児期を除けば初の入院。体調は最悪だったが気分はイベント感によって高揚していた。酒飲み先生曰く、一週間で出られるとの事。よし!一週間仕事やんなくて良い。ラッキー位の感想だった。

入院棟は綺麗な建物。二階の四人部屋。カーテンは閉じ切ってあったので自分以外の3人の人物像は不明。そこに主治医のバナナマンの設楽似のイケメン先生と助手の小保方さん似の可愛らしい女性の先生が挨拶に来てくれた。

まずは、点滴。栄養剤と血小板と赤血球の3本同時!両腕が針だらけ!!すげえ、まるで病人みたいだ。と軽くテンションが上がった。ま、多少不便だけど、一週間なら、、、。

しかし、現実は厳しすぎた。体調は悪化に歯止めがかからず、口内の出血が酷すぎてティッシュに血を吐くという作業をエンドレスでしなければならず、ろくに眠れず、歯も磨けない。口内の衛生のためうがい薬が処方されるが、匂いがきつすぎて、口に入れた瞬間、薬もろとも吐血。胃の内部の出血が吐瀉物として排出されたようだ。

入院2日目の夜中。病院の廊下で気を失う。記憶は無いが、トイレの帰りに倒れたらしい。頭を打ったようだ。そのため、脳内出血が疑われ、MRIを撮るため車椅子に乗って、、、周囲が大騒ぎになり目がさめる。また気を失ってしまったようだ。出血が酷すぎて貧血になりまともに座る事も出来なくなった。

幸い、脳内出血は見られなかった。しかし、入院から一週間。完全に寝たきりで、何も出来ず、両腕に点滴。胸部には心電図モニターを出力するための装置が貼り付けられた完全なる重病人が完成していた。

先生。話が違うじゃないか、、、。

続く。